当社の簡易金型と射出成形を案内しておりますページを更新致しました。
下記は更新前の情報です。
簡易金型製作から射出成形まで
当社では、金型の設計・加工からプラスチック部品の成形まで、自社工場内で一貫して行える体制を整えております。
主に、金型の使用材料には、スチール材ではなく切削性に優れたアルミ材(YH75-硬度は鋼材並)を用いており(簡易金型・カセット型の採用)、また通常スライド構造を要する箇所には、置ゴマ(入子)方式を採用しております。簡易金型・置ゴマ方式の採用により、切削時間・放電時間の短縮ができ、結果的に小物の試作成形品を短納期・低コストで納入しております。
※PBT・PPS樹脂による成形実績多数。温調設備有り(金型温度130°まで可)
※サイズ・納期・価格面を考慮し、海外工場(中国・提携工場・40~350ton)や協力会社にて成形を行う場合もございます。
※サイズの大きいものについては、金型仕様を調整しています(スチール型を採用することがございます)。
※アルミ簡易金型の最大ショット数の目安は500~1,500ショットです(形状・サイズに依存します)。
※ショット数によっては置ゴマのみNAK材による作成も可能です。ご相談ください。
樹脂成形品の納品後に金型や電極の写真撮影・資料提出が可能です。
※使用した電極は金型製作後に破棄・リサクル致します。撮影が必要な場合は事前にご指示ください。
※金型の保管期間はおおよそ1年間です。長期保管が必要な場合はご相談ください。
金属部品のインサート成形が得意
精密端子やバスバーなど金属・板金部品のインサート成形が可能です。
また、インサートする(挿入する)部品手配も当社にて承ることができます。
※インサート成形とは、あらかじめ金型の中に部品を挿入し、その状態で射出成形を行う工法。部品が組み込まれたプラスチック製品を成形する方法のことです。
2色成形にも対応
異なる色・材料を組み合わせて一体に成形する2色成形(ダブルモールド)もお任せください。
文字やシンボル(記号・アイコン)のあるボタンや、後工程で「接着」が必要な部品などを製作する際にはオススメです。
※2色成形とは、1つの成形機に2種の金型(1次と2次)を設置し成形する方法です。成形(1次成形)をした後に、キャビティ型を入れ替えて(コア型から取り外しせず)、続けて成形品の上から再度成形(2次成形)をします。1次成形品の上から、異質材料・異色材料を回しこむ(重ねる)イメージです。よく似た工法に樹脂のインサート成形がありますが、2色成形は樹脂インサート成形に比べ、材料密着度の心配やトラブルなどが少ないです(樹脂インサート成形は一度離型・冷却されたプラスチック製品を金型に入れる工法)。
意匠仕上げ・表面処理もお任せください
これまで、自動車分野・OA機器分野・弱電分野における試作モデル・試作部品のプラスチック成形・納入実績がございます。
ワーキングモデル(試作部品)はもちろん、特にデザインモデル(意匠品・外装品)における仕上がりは、各分野のお客様にご好評いただいております。
樹脂成形品への塗装・印刷(シルクスクリーン・インスタントレタリング)・レーザーマーキング・樹脂メッキなども、ぜひお任せください。(予め金型にシボ加工を施すこともできます)
※色サンプルやデザインデータは、お客様からのご提供をお願いしております。
金型・成形における主要設備
保有設備(金型・成形)
設備名 | 能力・メーカー | 台数 |
---|---|---|
全電動式射出成形機 | 180ton(日精樹脂) | 1台 |
全電動式射出成形機 | 80ton(日精樹脂) | 1台 |
マシニングセンタ | 786×355(MY CENTER KITAMURA) | 1台 |
マシニングセンタ | 750×400(V-33 MAKINO) | 1台 |
マシニングセンタ | 630×400(MILLAC44VII OKUMA) | 1台 |
NCフライス | 1100×530(AN-SRN SHIZUOKA) | 1台 |
NCフライス | 900×435(ST-NR SHIZUOKA) | 4台 |
NC放電加工機 | 600×435(AQ35L SODICK) | 1台 |
NCワイヤー加工機 | FA10S 三菱電機 | 1台 |
射出成形品
ニッケルクロムメッキ 成形品(色違い) 塗装+レーザーマーキング 透明レンズ(成形品)
納期がないお客様へ
「金型を起工する時間がない」「成形ロット数の割に金型コストが高い」「とりあえず形がいる」というお客様への提案です。「材料や寸法に厳格な条件が無い」「ロット数が少ない」ということであれば、真空注型による試作モデル・部品の製造をご検討ください。
光造形もしくは切削にてマスターモデルを作成し、ゴム型起工・真空注型を行います。金型起工・成形に比べ、製作期間もコストも短縮できます。金型起工と平行して注型を進め、注型品→成形品の順に納品することも可能です。