たまに「コレ何だっけ?」と考えてしまう図面上の記号や表記があります。
製図の本みたりググったりして調べて、その時は覚えたつもりでいるものの出現率が低いので、たまに現れると自信がなく、また調べる・・・の繰り返し。
「いつかまとめよう」と思って早くも数年が経ちました。
久しぶりに今日も同じことがあったから、せっかくなのでまとめます。
P.C.D.
Pitch Circle Diameterの略
日本語で「ピッチ円直径」
【意味】示す円周上において穴やタップを等間隔で配置
(例)上のイメージでは「Φ100の円周上にΦ20の穴を等間隔で6つ配置」ということを示します。
B.C.D.
Bolt Circle Diameterの略
「P.C.D.」のボルト穴専用版。あまり見ません。「P.C.D.」の方がまだ出現率が高いです。
DP
「depth」のこと=「深さ」のこと
M5DP10 → M5タップ、必要深さ10mm
CZ
「Common Zone」のこと=「共通領域」のこと
幾何公差「平面度」の数字の後ろにあった表記です。
イラストと説明は次のサイトが分かりやすかったです。
そこにデータムを付けるのか、付けないのか (2/2)
離れた形体を同時に平行2平面間の幅の中で規制したい場合は、公差値の後ろに「CZ」を追記します。CZとは、共通領域(Common Zone)の意味です。複数の面が同一面上に取り付く場合、CZ表記が必要です。
SΦ・SR
Φ・・・直径
R・・・半径(radius)
S・・・sphere → 球体・球面
つまり、SΦ → 球面の直径 、 SR → 球面の半径
「SΦ・SR」は寸法補助記号です。
詳細はコチラ→寸法補助記号の一覧表
DR
DR・・・DRILLのこと?たぶん。
Φ10 DR → φ10ドリル穴(?)
調べても出て来なかったので予想です。
CB
CB・・・キャップボルト(cap bolt)のこと?
Φ6 CBΦ12-DP8 → Φ12で深さ8mmの穴、同軸でΦ6は貫通穴
確証はありませんが、DXFデータから察するに・・・です。
(キャップボルトの頭を隠す(埋め込む)ような穴部分にあった指示です)
また図面上の「ナニコレ」があったら、随時追加するように頑張ります。