いきなりですが「拡張子とは何か」についてはAndroidに「オーケー!グーグル」してください。ちなみにアタシはリンゴが好き!
試作業者で(というよりウチで)よく使う拡張子をまとめました。
基本的な拡張子
ZIP・LZH
圧縮ファイル。解凍したらフォルダやファイルが出現。データ量の大きなファイルは圧縮するべし。
EXE
実行ファイル。たまにこの拡張子ファイルでデータを送ってこられるお客様がいる。実行するとZIPファイルみたいにフォルダが出現し中にデータが格納されている。セキュリティソフトで弾かれることもある。
文書ファイル。図面とかスキャンとか書類とか・・・PDF資料の閲覧にはAdobeReaderが必要です(Adobe社以外のリーダーもあります)。
xlsx・docx・pptx
Microsoft製オフィスアプリのファイル。エクセル(xlsx)ワード(docx)パワーポイント(pptx)。相手にオフィスアプリが無かったら開けないので、メールなどで送る際はPDF化しましょう。
jpeg・gif・png・tiff
画像ファイル。デジカメの画像は(jpeg)図面のスキャナは(tiff)解析アニメーションは(gif)で保存。
モノづくりする会社が覚えておくべき拡張子
iges/igs
アイジェス。CADの中間フォーマット。3Dデータをいただく際にこの形式が多いが、複雑形状だとソリッドになってない場合が多い。3Dデータをいただく際は「step」「x_t」が良い。(詳細記事・・・IGES形式のデータが個人的に苦手な件)

step/stp
ステップ。3Dデータのフォーマットの一つ。中間フォーマットでは無いようだけど、いろんなCADで書き出しと読み込みできるので、位置的には中間フォーマット(?)。バージョンに「AP214」「AP203」があり、その違いは「AP214→カラー情報を持てる」「AP203→カラー情報を持てない」ぐらいで認識しています。細かな違いは色々あるようですけど。自動車サプライヤーさんが多く使っている感じ。(詳細記事・・・STEPファイルのAP203とAP214の違い)

x_t
パラソリッド。3Dデータの中間フォーマットの一つ。ソリッドデータが化けにくいから個人的に一番好き。ただしバージョンが細かくあり、CAD側のバージョンが低ければ開けないことも。その時はパラソリッド側のバージョンを落として保存する必要がある。社内や協力企業へデータをパスする際は、基本的にパラソリッド使ってます。
dxf
2次元CADデータ。寸法公差がある場合は3Dデータに加え、この2次元データをいただくか、2次元データをPDF化したものをいただく。ただしPDFでは詳細部が分からないこともあるので、DXFデータもいただくことがベスト。DXFだけだと、たまに文字化けしていることも・・・。DXFデータを開くことができるフリーウェアも多々あり。DXFデータの中でも3次元化されているものがあるらしいが、今のところ仕事ではいただいたことがない。
dwg
2次元CADデータ。AUTOCADのフォーマットのよう。ウチでは開くことができるけど、協力会社では開けない会社も。パスするなら「DXF」の方が無難。
内輪の話になります。ウチのCADで保存する場合に「パーツデータ」「アッセンデータ」の2つが選べます。この2つの違いをあまり理解していない人がいます。「パーツデータ」は部品のデータ。部品の形が入っているデータ。一方の「アッセンデータ」は組み合わせのデータ。部品Aと部品Bがどうやって組み合わさるのかを教えてくれるデータ。
中間フォーマットでいただいた3DデータをウチのCADで展開して、そのまま保存をしようとすると、CADが自動判断でパーツもしくはアッセンの形式に保存してくれる。自動だから分かり難いのかな・・・
「パーツ」と「アッセン」は全然違いますよー!ディスプレイの表示では見分け難いかもしれないけど、作業しているモードが違いますよー!「パーツモード」と「アッセンモード」は全然違う機能ですよー!
【実際にある、ちょっと困るとき】
いただいたデータの内容がパーツモードなのにアッセンブリらしき形状が保存されているとき。一つ一つをバラさないといけないから・・・
